日本に古くからある調味料。
それは「味噌」。
味噌はしょうゆよりも古い歴史があり、中国から伝わった「醤(ひしお)」が起源と言われています。
醤は肉や魚、大豆などに塩を加えたもので、大豆から作られた醤から味噌が作られました。
目次
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味噌はどうやって作られる?
味噌は蒸した大豆に麹と塩を加えて発酵、熟成させたもので、
米味噌は大豆に米麹を加えたもの、
麦味噌は大豆に麦麹を加えたもの。
まず、麹菌が米または麦のたんぱく質、脂質、でんぷんを分解させて麹を作ります。
その後、乳酸菌や酵母が加わり、酸やアルコールなど、味や香りを決めるさまざまな成分を作り出します。
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味噌の持つ驚くべき健康効果!
味噌はタンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラルを豊富に含みます。
他にもイソフラボン、サポニン、酵素、食物繊維、リノール酸など健康に良いとされる栄養分も多く含まれています。
味噌は発酵の過程で酵母や乳酸菌などの栄養素を含み、更に体内へ栄養を吸収しやすいと言われています。
また、味噌にはメラノイジンという抗酸化物質が含まれています。
メラノイジンとは、味噌が発酵・熟成するなかで分解されたアミノ酸や糖類が反応してできた色素成分で、食物繊維のような働きをして腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らしてくれます。
さらに、病気や老化の原因となる活性酸素を減少させる働きもあり、ほかにもコレステロール低下作用や血糖値の著しい上昇の抑制、インスリンの分泌亢進作用などがあります。
その他、抗ガン作用も期待されています。
毎日、味噌汁を飲む人は時々飲む人や飲まない人に比べて胃がんによる死亡率が低い傾向があると日本がん学会で発表されています。
厚生労働省調査班の調査結果によると、味噌汁をたくさん飲む人ほど乳がんの発生率が減少傾向にあるとのこと。
毎日1杯は味噌汁を摂りたいですね。
味噌玉の作り方
毎日1杯の味噌汁を飲むことが体に良いとはわかっていても、毎日鍋を出して、具を煮込んで…というのは面倒という方も多いことでしょう。
そんな時におすすめするのが「味噌玉」です。
味噌玉とは味噌を具材と一緒に丸めてキャンディ状に包んだもの。
1食ごとにラップで丸めておくので、お湯を注ぐだけで簡単に味噌汁ができあがります。
冷凍すれば長期保存も可能なので、時間がある時に作って冷凍しておけば、
簡単に毎日味噌汁が飲めますね。
<基本の味噌玉の作り方>
味噌玉1個分
・味噌 小さじ2
・鰹節 小さじ1 (顆粒だしでもOKです)
味噌とかつお節を混ぜ、お団子のように丸めてラップで包むだけ。
これで基本の味噌玉は出来上がりです。
この味噌玉に乾燥わかめやわけぎなどを入れて丸めておけば、
お湯を注ぐだけで具入りの味噌汁ができあがります。
味噌玉のアレンジレシピ
味噌玉は具材を変えるだけでたくさんのアレンジができます。
・乾燥ワカメ
・とろろ昆布
・切り干し大根
・油揚げ
・ごま
・生姜
・お麩
・高野豆腐
・ねぎ
・乾燥野菜(ほうれん草、ニンジン、オクラなど)
などなど。
乾燥の具材が味噌玉の具材に適しています。
工夫しだいでたくさんのアレンジが効きそうですね。
体に良くておいしい味噌を。
せっかく味噌汁を飲むのであれば、安心で安全なおいしい味噌汁を飲みたいですね。
高いお金を払わなくても、おいしい味噌はあります。
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是非一度試してみてください。
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