お酢には夏バテ予防、疲労回復、脂肪燃焼などの効果が期待できます。
その他にも血圧の上昇を防いだり、血糖値上昇を防ぐといった効果も。
さらに、お酢は加熱しても成分が壊れにくいため、最強の調味料と呼ばれています。
目次
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お酢の持つ健康効果に差が出る効果的なとり方
東京農業大学名誉教授小泉幸道先生によると、お酢はお酒から造られるため、お酒の数だけお酢がありますが、基本的にはどのお酢を使っても健康効果は変わらないとのこと。
高血圧予防に効果的なお酢の摂り方
お酢に含まれる酢酸には血管を広げ、血圧上昇を抑える効果があり、
毎朝1回お酢を大さじ1杯(15ml)摂り続け、血圧の変化を測定した試験では
もともと150以上あった血圧が8週間前後には140台前半まで下がったそうです。
その後、お酢をやめると元の血圧に戻ってしまったとのこと。
そのため、お酢は毎日とらなければ血圧を下げる効果はないと言えます。
そこで、お酢と一緒にピーナッツを摂ると高血圧予防に効果があるそうです。
ピーナッツにはオレイン酸という油が含まれており、オレイン酸が血圧が上がる原因となる悪玉コレステロールを減らす役割があります。
そこで「酢ピーナッツ」
酢ピーナッツとは、お酢にピーナッツを3日間つけたもの。
ピーナッツをお酢につけたことで消化されやすくなり、ピーナッツのオレイン酸が吸収されやすくなります。
また、ピーナッツの皮にはポリフェノールが含まれており、血管を広げ、血圧上昇を抑える役目があるため、皮はむかずに食べるとよいでしょう。
お酢の酸味が苦手な方ははちみつを入れると食べやすくなります。
1日20粒を目安に食べてください。
この酢ピーナッツは血圧の上昇が起こりやすい、朝食べるのがより効果的です。
疲労回復に効果的なお酢の摂り方
お酢と一緒にご飯を食べると疲労回復に効果的です。
ご飯の糖と一緒にお酢の酢酸を摂ることで、糖が素早くエネルギー源へと変換されます。
短時間で多くのエネルギー源に変換されることで、疲労回復効果がより高まるのです。
糖だけとった場合と比較して、糖+お酢をとった場合はそのエネルギー吸収率は約3倍にもなるというデータがあります。
マラソンランナーがレース中にはちみつにお酢を入れたスペシャルドリンクを飲んでいる方が多いと思いますが、これは非常に疲労回復に効果があるそうです。
カルシウムが吸収されやすくなるお酢の摂り方
牛乳の代表的な栄養素、カルシウムは体内で50%しか吸収されませんが、お酢とカルシウムを一緒に摂ることで1.2倍の60%の吸収率になるそうです。
<お酢入り牛乳の作り方>
牛乳 120ml
お酢 大さじ1
はちみつ 大さじ1
これらを入れて、よくかき混ぜれば完成。
爽やかでおいしいヨーグルトシェイクのような味になるそうです♪
さらに
あさりの味噌汁とお酢を一緒に摂るとカルシウムの吸収が高まります。
お酢の酢酸があさりの貝殻を溶かし、貝殻に含まれていたカルシウムが外に出てくるため
あさりの味噌汁のカルシウム量は4倍になります。
味噌汁の味も酸っぱくなることはないそうです。
<あさりの味噌汁の作り方>
あさり 100g
水 400ml
お酢 大さじ1
味噌 適量
あさりの貝殻にカルシウムがたっぷりあるため、あさりの味噌汁を作る場合はお酢は調理をする最初に入れます。
貝殻のカルシウムを十分溶かすため、沸騰後約8分ほど加熱します。
最後に味噌を溶かしたら完成。
黒酢を飲むことで冷え性を予防できる
冷え性は代謝の低下によりエネルギーが燃焼できず、体温が低下するのが主な原因ですが
黒酢には代謝を活発にさせるアミノ酸が豊富に含まれています。
黒酢の原料は玄米であり、玄米にはアミノ酸が豊富に含まれているため、一般の米酢と比較して黒酢のアミノ酸はおよそ3倍も含まれています。
豊富なアミノ酸が代謝を上げてくれるため冷え性対策には黒酢が効果があります。
<飲む黒酢の作り方>
水 150ml
黒酢 大さじ1
が目安。
また、黒酢にはアミノ酸が豊富に含まれているため、二日酔いにも効果が期待できます。
ただし、すきっ腹で飲むのは×です。
お酢を上手に摂り、健康的に過ごしたいですね。
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