いまではスーパーでもコンビニでも良く見かける「カット野菜」。
ほんの数年前まではスーパーでもそんなに種類はなかったのに、今では本当にたくさんの種類が並んでますね。
そのままサラダとして食べられるもの。
炒め物の具材として使用する組み合わせで売られているもの。
鍋の材料の組み合わせで売られているもの。
冷凍野菜。
などなど。
働きながら主婦業もしている方には頼もしい味方ですね。
これだけの野菜をカットするのはやはり大変です。
実は私も利用しています♪
目次
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カット野菜は栄養がないという噂
いつの頃からでしょうか。カット野菜には栄養がないという話がで回りました。
うちの長男は大学で野球をやっていて、栄養についても勉強していますが、
その長男も「カット野菜は栄養がないから食べない」と言ったことがあり、とても驚きました。
カット野菜は食べられる形にカットして、次亜塩素酸ナトリウムという液で洗浄します。
この過程で、水溶性ビタミンであるビタミンB類とビタミンCは損失してしまします。
また、同様にカリウムも流れ出てしまいます。
でも、これってカット野菜を作る工場だけに限った話ではなく、大量調理が行われる施設や病院、工場などでは必ず行われている作業です。
水溶性ビタミンのB類やCの損失率は3~4割程度ですので、すべての栄養が損失してしまうわけではありません。
また、その他、脂溶性ビタミン類やカリウム以外のミネラル類はこれらの工程を経てもほとんど損失せず、ほぼ生の野菜と変わらない栄養が残っています。
したがって、栄養がないというのは「ウソ」となります。
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カット野菜は薬品漬けなのか
先ほども説明しましたが、カット野菜は「次亜塩素酸ナトリウム」という溶液で15分程度洗浄します。
この次亜塩素酸ナトリウムは「ミルトン」など赤ちゃんの哺乳瓶の消毒にも使われている消毒薬で、大量に使えばもちろん危険ではあるのですが、適量使用するにはまったく問題ありません。
むしろ、食中毒の原因となる細菌やノロウィルスなどから感染を予防します。
まとめ
以上のように、カット野菜には栄養がない、薬品漬けという噂は事実ではないということがわかりました。
ただし、カット野菜に使用している野菜はキャベツやもやしなど淡色野菜と呼ばれるものがほとんどです。
したがって厚生労働省が推奨している1日350gの野菜のすべてをカット野菜で摂ることはお勧めできません。
にんじんやかぼちゃ、ブロッコリーなどの色の濃い野菜は別に用意する必要がありますね。
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