春の訪れとともに旬の食材として食卓に並ぶのが「たけのこ」ですね。
たけのこは竹の地下茎から出る若芽のこと。
たけのこの種類、栄養や効能についての情報をお伝えします。
目次
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たけのこ種類
孟宗竹
一般的にたけのこといえば、この孟宗竹です。大型で肉厚、えぐみが少なく香り高いのが特徴です。
淡竹
淡竹は、孟宗竹と比べてやや細めで、黄色味を帯びています。味はあっさりめで独特のしゃきっとした歯ざわりが特徴。面倒なあく抜きをしないで食べられます。
真竹
昔から日本にあったとされ、一部野生も見られる細身みの竹。やや苦みがありアクも強いが野趣あふれる滋味が魅力。新鮮なものは刺身でも食べられます。収穫は6月と遅めです。
根曲がり
別名「姫竹」と呼ばれる根曲がりは、北海道や東北地方、鳥取までの日本海側に分布する山菜として人気。えぐ味が少なく香りもあります。あく抜きをしないでも食べられます。非常に柔らかく、雪の重みで根元から曲がって育つそうです。
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選び方
根元に赤いブツブツがなく、切り口が白くてみずみずしいものを選びます。
全体がずんぐりとしていて重みがあり、先端の色が黄色っぽいものが良いでしょう。
皮は淡黄色でツヤがあるものが新鮮です。
栄養・効能
あまり栄養がなさそうなたけのこですが、そんなことはありません。
たけのこにはロイシン、アスパラギン、グルタミン酸などのアミノ酸が多く、これらのアミノ酸がうまみ成分となります。
必須アミノ酸のロイシンは、運動時のエネルギー源となります。アスパラギンとともに疲労回復効果も期待できます。
ゆでたたけのこに見られる、白い粉。これは神経伝達に関わるチロシンというアミノ酸で、これもうまみの元となります。
他には何といっても食物繊維が豊富です。
不溶性食物繊維のセルロースが豊富で、腸内環境を改善する働きをするので、便秘解消、美肌の維持、がん予防に効果が期待できます。
カリウムも多く、茹でても減りにくく、血圧を下げる手助けをしてくれます。
おすすめの調理方法
腸内環境の改善に働く食物繊維が豊富なたけのこは消化されにくいのが難点。
やわらかく消化されやすい状態になる煮物がおすすめです。
下処理は皮を2枚ほどむいて先端を切り落とし、米ぬかととうがらしを加えて下茹でするとアクがきれいに抜けます。
鮮度が大切な食材なので、購入したらすぐに下処理をします。
保存方法
生のまま保存すると劣化が早いため、下茹でし、密封容器に茹で汁と一緒に冷蔵庫に保存すれば3日ほどもちます。
毎日水を替えれば1週間ほどもちます。
今の時期が旬のたけのこ。下処理がちょっと面倒なんて思ってしまいますが、ひと手間をかけおいしく旬を味わいたいですね。
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